60代から始める失敗しない断捨離方法を終活の専門家が解説!!【3つの手順】

  • 定年を迎えたからそろそろ断捨離でも始めるか・・・
  • 断捨離を始めようと思ったけど全然進まない・・・
  • 生前整理はどこから手を付ければ良いのかな?

生前整理や断捨離を始めようと思っても、どの方法で行えばわからず、結局行動できない方は多いです。

実は、終活に向けた断捨離を失敗しないように行うためには、正しい手順で行う必要があるんです。なぜなら、断捨離は自己流で行うと上手くいかないことの方が多いからです。上手くいかないことで長続きもしません。

この記事では、終活ガイド上級の専門家が、失敗しない断捨離方法を3つの手順に分けて具体的に紹介します。手順通りに断捨離を行えば、今まで失敗していた断捨離、生前整理をスムーズに行うことができます。

おとうさん

正しい手順で失敗しない断捨離を行いましょう。

目次

断捨離とは不要なモノに対して「断つ」「捨てる」「離れる」ということ

まずは断捨離という言葉の意味から考えていきましょう。断捨離は「断」「捨」「離」とそれぞれ言葉の意味を持ちます。

手に入りそうな不要なモノを断つ

「断」は、これから手に入りそうなものを選別するということです。簡単にいうと不必要な物は手に入れないという概念です。  

自身の不要な持ち物を捨てる

「捨」は、不要なモノを捨てることを意味します。大切なことは「不要」という言葉です。単に捨てることではないです。

モノへの執着から離れる

「離」は、執着心から離れるという概念です。私は、この「離」が断捨離において一番重要なのではないかと感じます。

捨てるには執着から離れることが必要

断捨離で多くの方が進まない原因は、この自身のモノに対して執着心を持っていることだと感じます。この服は着るかもしれない、この食器は大切な物だから・・・と執着心があると、結果的に「捨てられない」「モノが減らない」ということになります。

まずは、ご自身の持ち物に対して、執着心を無くして捨てるという気持ちを持っていただくことが大切です。

断捨離の具体的な進め方

それでは、具体的に断捨離を進めていきましょう。スムーズに実施できるように3つの手順で説明させていただきますので是非ご覧ください。

【手順1】家の中のモノを4つの分類に分ける

まずは、ご自身の持ち物を以下のように分けられるように準備します。

  1. 使うもの
  2. 捨てるもの
  3. 人にあげる(予定)のもの
  4. 捨てるかどうか迷ったもの

これら4つを分けられるように、衣装ケースや大きめのダンボールなどを用意します。それぞれの箱に4つの分類がわかるよう記載していきましょう。

その後、手に取ったご自身の物を衣装ケースや段ボールに入れていく流れになります。その時の注意点は、手に取った時点から箱に入れるまでに制限時間を決めておくということです。

なぜなら、制限時間を決めることでモノへの執着から離れる環境を作りだすことができるからです。

私の場合は10秒に決めて行動していただいています。迷った場合は、「捨てるかどうか迷ったもの」に入れていけばよいだけです。

次に、それぞれの分類について説明していきます。

使うもの

ここで注意したいのが、「使うもの」です。実際に作業していただくと多くのみなさんは、徐々に使うものを「必要なもの」に置き換えてしまいます。

そのため、あれもこれも必要と感じてしまいほとんどのモノが「使うもの」に分類されてしまいます。

この衣装ケースや段ボールに入れるものは、「必要なもの」ではなく、「使うものもしくは使ったもの」として考える必要があります。

例えば、食器なら普段使っているものだけを選ぶようにします。この先使いそうなものは「必要なもの」として考えてしまうため失敗してしまう可能性があります。

また、衣類なども「高かったから」「いつか着るかもしれないから」という理由では断捨離はうまくいきません。あくまでも「使うもの」を選択する必要があります。

捨てるもの

これは、先ほどの「使うもの」の反対で「使わないもの」を意味します。この使わないものの中には、「必要だけど使わないもの」「不必要で使わないもの」も入ります。分類した後には、業者に引き取ってもらったり、各自治体の持ち込みのごみとして処分していきます。

人にあげるもの

終活の断捨離では、残された人にあげるものを取っておくことも必要です。この場合は、誰に何をあげるのかメモを残すことが必要です。高級品などで捨てることももったいない、人にあげる予定などもないモノなども、この分類に入れておきましょう。

捨てるかどうか迷うもの

実際に作業をしていくと、どうしても捨てるかどうか迷ってしまうものがあります。その場合は、このケースに入れ半年くらいを目途に、使うものだったのか使わないものだったのかを判断します。

【手順2】片づける物はカテゴリーごとに進める

このパートでは、断捨離の進め方について説明していきます。リビング、寝室やキッチンなど部屋ごとに進めていくのではなく、断捨離は物をカテゴリーに分けて進めていく方がわかりやすく整理できます。

以下のカテゴリーには、進めやすい順序に記載していますので説明していきます。

モノを整理する

まずはじめに、使うものや捨てるものの判断がしやすい「モノ」から作業していきます。例えば、食器、衣類などは日常で手に取る事が多いためスムーズに作業が進むと思います。以下に大まかなモノを紹介します。

  • 衣類
  • 食器(鍋やお玉などのキッチンツール)
  • バック
  • 家財や家具
  • 布団
  • 本や雑誌
  • 古くなった化粧品など

心を整理する

次に心について整理していきます。この心とは、思い出の写真や趣味に使う(使っていた)ものを指します。

これらについては、使わないものは思い切って処分するべきだと私は思います。

なぜなら、ご自身が亡くなった時には、残された家族が遺品整理を行わなければならないからです。親が大切にしていたかもしれないものを、どうしても処分しなければならない時の感情はとても複雑なものになってしまうからです。

そのため、思い出の写真などどうしても残したいものは、最低限にして「人にあげるもの」に入れたり、ご自身が亡くなった時の棺桶に入れてもらうように伝えたりすることが必要です。

情報を整理する

ここでいう情報とは、銀行口座や保険などの金融、資産関係、パソコンやスマホに保管されているIDやパスワード、参加しているSNSや運営媒体などを指します。

特に、使用していないものに関しては解約をすることが必要です。

【手順3】モノを増やさないようにルールを決めておく

ここまでで、「捨てる」「離れる」ことに関してはできます。家の中が片付けられたので、この状態を継続していく必要があります。

そのため、今後に関しては、モノを増やさないために買い物をするときのルールを決めておく必要があります。

  • 使わないものは買わない
  • 衝動買いはしない
  • 収納がない場合は買わない

このように、ご自身で決めたルールを頭の片隅に置いておけば、綺麗に片づけられた状態を継続することができるでしょう。

無理をしない範囲で行う

いざ始めると最初の方は、どんどん作業がはかどると思います。しかし、家の中にはご自身が思っているよりも物があることが多いです。

最初はスムーズにできていたのにだんだん嫌気がさしてきた事例もあります。

そのため、断捨離は1日の中で無理のない時間配分で徐々に行っていくことが必要です。配偶者がいるときは、一緒に話をしながら行うことも大切です。

断捨離で得られるもの

具体的に断捨離の手順を解説してきました。作業を行っていくと「捨てる」とか「手放す」というマイナスな感情になってくる方もおられると思います。

しかし、断捨離を行うことでひと段落した時には、身体も心も身軽になります。

また、ご自身が他界した後に家族や子供への負担が軽減することもあるでしょう。終活においての断捨離はご自身にも、残された家族のためにもメリットがあるのではないでしょうか。

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